自律学習する組織づくりに関するお悩みの声
- 研修直後は「勉強になった」という声があがるが、学びが実務に活かされず一過性のもので終わってしまう
- 能動的に学ぶのは意欲的な一部の社員だけで、組織全体に学習習慣が広がらない
- 会社や上司からの指示を待つ傾向が強く、自ら考え行動する人材が育ちにくい
- 社内に自律的に学ぶ文化を醸成したいが、どのように進めればよいかわからない
多くの企業で、学習の継続・浸透・成果が分断されてしまい、文化として定着しない原因となっています。
eラーニングで自律学習を促す基盤をつくる
自律的に学ぶ組織をつくるには、社員の状況に応じて、粘り強く施策を講じ続ける必要があります。eラーニングは、全社員に等しく学習機会を届けられるうえに、一人ひとりが自身の課題に応じた内容を選択できるため、自律学習を促すための有効な基盤となります。
グロービス学び放題はAI・DXなどの最新テーマからビジネスの土台となる普遍的な知識・スキルまで、幅広いコンテンツをご用意しています。自律学習を支える仕組みや、学びを定着させるためのサポート体制も充実しており、自ら学ぶ文化の醸成を後押しします。
自律学習する文化を醸成するための、eラーニング活用と設計のポイント
自律学習する文化をつくるには、まず「達成したいゴール」を定めることが重要です。なぜなら、「自ら学ぶ文化を醸成したい」という目的があっても、目指すべき状況が「学習を習慣化すること」なのか「特定のスキルを全社員が身につけること」なのかによって、取るべき施策は大きく異なるからです。
自律学習文化の定着には、“続く・広がる・変わる” の3ステップが重要です。ゴールを明確にした上で、以下のステップに沿って段階的にeラーニングの活用を進めることで、自律的な学習文化の定着に近づきます。
STEP1:学習が続くための仕組みを整える
自律学習は、まず「続く」ことが最も重要です。社員一人ひとりが自分の課題やレベルに合わせて、無理なく、効率的に学べる環境を用意することが自律学習の第一歩です。学習のきっかけをつくり、個々人のレベルや忙しさに応じて柔軟に学べる仕組みを整えましょう。
STEP2:学習を組織全体に広げる
学ぶ文化を根付かせるには、学びを個人任せにせず、組織全体で支えることが大切です。例えば、役割や部門ごとに必要な知識・能力を体系化し、学習コンテンツとして整理・提供することで、誰もが自分に必要な学びにアクセスしやすくなります。また、学びを促す立場にある管理職が、部下に最適な学習コンテンツを提示したり、個人の目標設定と紐づけてフィードバックを行ったりすることで、組織全体の取り組みとして浸透しやすくなります。
STEP3:学習効果を可視化し、行動変容につなげる
個人と組織の知識レベルと成長度合いを可視化することで、学習効果を客観的に把握できます。可視化された結果をもとに学ぶ内容や取り組み方を継続的に改善することで、「学習」が日常の行動として定着していきます。
自律学習する組織づくりにおける活用事例
- 事業領域や事業エリアの拡大に伴い、新たな価値提供ができる人財の育成が求められていた
- リアルタイムで行う研修は時間や場所の制約が大きく、職種によっては参加が難しかった
- 想定を上回る約4割の社員が「受講必須」以外のコンテンツを主体的に視聴。そのうち約半数の社員が「学びへの意欲が高まった」と回答した
- 社員が自分の役割に必要なスキルを自ら把握し、主体的に学ぶ姿勢が広がっている
- 事業ポートフォリオの入れ替えが進んでおり、業務経験を重ねつつ、階層別教育で人材育成を補完していく従来の手法では機能しなくなってきた
- 従来の研修は対象者と実施回数が限られており、社員のニーズに応えきれていなかった
- 事業ごとに特化した専門スキルだけでなく、汎用的なビジネススキルの強化が求められていた
- 学習データを分析し、施策に反映するサイクルが構築できた
- 学びの浸透施策が奏功し、開始3か月でログイン率が60%にまで上昇した
- 動画コンテンツの活用により、これまで丸2日かけていた研修を半日に短縮できた
- 中期経営計画で「DX推進」が掲げられたことに伴い、全社員がデジタルの知見を身に付けるためのリスキリングが必要だった
- 以前から教育制度は整備されていたものの、「リスキリング実施計画」はゼロから作成する必要があった
- 受講促進の工夫や社長メッセージの発信により、学習意欲の向上が見られた
- デジタルスキル標準に準拠したDXアセスメントにおいて、受検者の86%が目標の正答率を達成した
すべての事例を見る
自律学習する文化を育むための豊富なテーマ
普遍的なビジネススキルはもちろん、AI・DXなどの最新の学びから資格取得に活用できる専門性の高い内容まで、社員と組織が成長するために必要なテーマを網羅。一人ひとりが必要なテーマを学ぶことで組織全体の知識レベルを底上げし、DX・AI活用の推進などにもつながります。

自律学習する組織づくりを支援する機能
上映会機能で学び合いを促進
同じ職種の社員がリアルタイムで同じ動画を視聴し、意見交換しながら学べる機能です。仲間と共に学ぶことで学習の継続率が高まり、上映後のアンケートから現場の生の声も収集できます。

動画アップロード機能で自社コンテンツも一元管理
自社のオンボーディング動画・必須動画を同じプラットフォームで提供可能。“GLOBIS × 自社研修” を組み合わせることで、より実務に即した育成を実現し、自律学習に向けて背中を押します。

受講者の声を可視化できるアンケート機能
管理画面の数値だけでは測れない受講者の声をアンケートで把握することで、自律学習する組織づくりの参考にできます。自由にカスタマイズ可能な設問テンプレートも活用でき、結果はCSVダウンロードも可能です。

学習機会を提供し、自律的学習する文化を醸成するためのサポート体制
年間約3,400社以上の企業への人材育成サービス提供で得たノウハウを基に、人材育成のプロが伴走します。サービス導入時のご支援にとどまらず、社内展開の仕組みづくりから継続的な運用改善まで、自律的に学ぶ文化の醸成を支援します。

カスタマーサクセスのページを見る
関連コラム・お役立ち資料
コラム
資料ダウンロード
eラーニングに関するご不安など
お気軽にご相談ください
”学びの質”をご体験ください
資料ダウンロードはこちら